先生見習い修行中のMちゃんは、

意外なところまで私の意思を引き継いでくれています。

先生見習い

 

 

 

バレエを習っているからと言って、

みんながバレエの道を志している訳ではありません。

 

むしろ、趣味の子が殆どですよね!

 

 

『趣味であっても、きちんと学んで欲しい』

『バレエを通じて、人との関わりを学んで欲しい』

『個性・長所を伸ばして欲しい』

 

 

父親の呪縛(笑)押しつけられて育った経験から

私は、我が子にはやりたい事をやらせ、

伸び伸びと自由に育てたいと考えていました。

 

そしてほぼその通りに育ってくれました。

ちょっと自由すぎたかも…😅

 

 

どんなに幼い子でも、

子供は親の持ち物ではないのだから、

親は自分の考えを押し付けるのではなく、

子供の意志を尊重しつつ見守り、

道を外しかけた時に教え諭すもの!

 

そういう考えを持っています。

 

 

 

昨年から指導の修行をさせているMちゃんとゆっくり話をした際、

彼女が私と同じような考えを持っている事に気付きました。

 

 

まだ高校生なのに、

後輩たち一人ひとりの個性や長所を見抜き、

「Aちゃんは強く言うと萎縮しそうだからやんわりと、

逆にBちゃんは優しく言うと図に乗ってふざけるから強く言っちゃいました」

「Cちゃんは本当はしっかりしている子なのに、

親からのいろいろ言われ過ぎて自信をなくしています」

 

こんな風に子どもたちのことを見抜いて、

私に報告してきます。

 

初めてMちゃんからそんな話をされた時は、

私は本当にびっくりしました。

 

Mちゃんは、もしかしたら私よりも

後輩たちを愛してくれているのかもしれません。

 

 

 

先日の出来事…

 

発表会後、親の都合で退会して行った生徒が

Mちゃんに手紙をくれたそうです。

 

「バレエは続けたかったけど、辞めなくてはならなくなりました。

たくさん教えてくれてありがとうございます」

 

そんな内容だったそうです。

 

私には何もありませんでした😅

 

 

Mちゃんの愛情と熱心な指導は、

しっかりその子に伝わっていたのでしょうね。

 

 

 

 

指導修行から一年!

 

助教が何をすべきか…

私は答えを与えませんでした。

 

Mちゃん自身に考えて欲しかったので…

 

 

『言われればやるけど自発的に出来ない』

いわゆる指示待ちの子が多く見られます。

 

指導者になりたいと言うMちゃんには

そうなって欲しくなかったのです。

 

少しずつではありますが、

彼女は確実に私の右腕となってきています。

 

 

そして今月から、彼女には指導報酬として

月に2回の個人レッスンを提案しました。

 

私の提案を聞いて、

「え? 本当ですか? 本当にいいんですか?」

と心から喜んでいました。

 

その笑顔を見て、私も嬉しくなりました☺️

 

教室主宰を始めた時から、

来てくれる生徒にバレエを教える事だけではなく

きちんとした指導者を育てたいと考えていました。

 

今やっと、信頼できる生徒が育ってくれたのです。

 

こんなに嬉しい事はありません!

 

 

Mちゃんが更に指導力アップしたら

月に4回の個人レッスン→月謝減額→月謝免除…

最終的にはレッスン報酬を現金で受け取れるまで成長して欲しいです。

 

 

そして、Mちゃんに続く良き指導者が育ってくれる事をも願っています。

 

あ、もちろんダンサーも!