先月末にコンクールを終え、次はプレコンです!
ここ1年くらい、小学校高学年生徒たちが
物凄い勢いで成長しています。
プレコン出場を決めているりっくんは、いつも全力で踊ります。
自ら選んだのは、
テクニック的にも体力的にもハードなヴァリエーション!
1回踊り切って息が上がっている最中、
私が注意・アドバイスすると、
その場でやり直す姿勢が見られます。
「今日は何連続で踊る?」と聞くと、
指を4本立てました。
常に全力なので
最後のマネージュは脚がフラフラですが、
それでも根をあげることもなく、
踊り終わるとすぐにスタート位置に戻り
プレパレーションします。
今日は本当に、4連続で踊りました😅
物凄いやる気なので、上達も目覚しいものです!
そして彼の幼馴染、一緒に入会したRちゃん…
入会当時は全く落ち着きのない子で、
バーにぶら下がるのは当然のこと
高いところに登っては飛び降りる、
可愛い顔でニヤッと笑って悪戯をする…
いわゆる『手のかかる子』でした。
ただ、バレエは好きだったようで休みこともなく、
酷くモチベーションが下がる様子も見えません。
おサルさんのようだったRちゃん、
突然目覚めました!
超お転婆だった幼少時代があるから、
身体能力はかなり高いのです。
どこでどうスイッチが入ったのかは謎ですが、
やる気が出てからのRちゃんの上達ぶりは素晴らしい!
私は普段、自分から
「コンクールに出ない?」とは言わないのですが
彼女に関しては『今が伸び時!』と確信したので
お母さんに話してみました。
先輩が出場したコンクールを観に来て、
母娘でちょっと迷いながらも
「挑戦する!」という返事をもらいました。
手のかかる子だっただけに、本当に感慨無量です!
そして更に今日…
感情の起伏が激しく、
いい時と悪い時の差が
「同じ子?」って思うくらいだったMちゃんが…
「先生! 私ももっと上手になりたいので、
コンクールに挑戦したいです!」
と言いに来てくれました。
彼女もまた、ここ1〜2年で大きく成長している1人です。
大人からの『指示待ち』をする子が増えている中、
こういう生徒が出てきてくれたのは本当に嬉しいですね〜
でもね、勘違いしないでね!
コンクールが全てではないのですよ!
「コンクールに出る」という目標を持って、
自分の限界まで練習して自分に勝つ事が大事なのです。
コンクールは誰でも出場できるのですから、
それ自体は決して凄いことでも偉い事でもありません。
コンクールという目標を持って
人よりも練習を重ね、
そして得たことを
後輩に伝える事が出来るようになって欲しいです。
あなた達の希望に協力してくださるご両親に感謝して、
応援してくれる仲間がいる事を忘れず、
人を思いやる事のできる
温かい人間に成長してくれることを期待します。
一足先にコンクールを終えた先輩が、
あなた達のやる気発揮を心から喜んでいます!